SOUL TO SQUEEZE

美意識を持つ、を継承する

by Teppei
このエントリーをはてなブックマークに追加

外苑前に移転しました。
なんで青山なんですか?と聞かれることも多いので、ここらで理由を一つ書いておきましょう。

美意識を持つ、という経営理念

当社には以前、美意識を持つという経営理念の一節がありました。以前というのは今年の4月に経営理念を刷新し、その一節を抜いてしまったのでもうないんですが、その話はまた後日。

この美意識を持つという言葉、実は当社にとってものすごく大事なことなんですよね。大事といいながらも経営理念から外してるわけですけど、まだレンタルサーバー事業しかなかった今から10年前でも、パンフレットとか名刺とか、人の目に触れるものはとにかく拘る。半端なデザインは絶対に外に出してはならない。そんな文化の会社でした。今で言うとアップルとか、2000年前後のソニーとか、そんなブランドイメージを念頭に置いていました。

Spherical Image - RICOH THETA

そこに拘ることが会社の文化でしたし、大事にしているアイデンティティーでした。
しかしながら時は経ち、KDDIの冠がつき、創業者も退任し、人数が増えると、なかなか守るべきものが守れなくなってきました。

美意識を持つという一節を経営理念に入れても、徐々にそうではない雰囲気が生まれてしまったり。事業が増えることで、デザインの統制がとれなくなったり。これはまずいな、どんどん普通の真面目な会社になってしまう、そんな危機感がずっとありました。

クリエイティブな土地で働く意味

私の持論ですが、クリエイティブな仕事をするには良質なインプットを自然体で適量に摂取することが大事だと思っています。インプットを消化する力は個々人の技量と経験に依存しますが、とにもかくにも取り込まなければ何も外には生み出せません。

当然、オシャレなオフィスで働けば良いものが作れるわけではありません。しかしながら、少なくとも街の空気も、目に触れるものも、麹町よりはるかに良質なものが身の回りに溢れていると感じています。

足の裏から青山の街の気を吸い上げ、体を伝って脳に伝達し、アウトプットする。そんなイメージでしょうか。テクノロジーが進化すれば進化するほど、今までできなかったことができるようになります。それはすなわち、今までできなかった人ができるようになる、ということでもあります。それには頭を柔軟にし、既成概念を壊し、クリエイティブであらねばならない。だからこその外苑前移転なのです。それがこの場所に移転した本当の理由です。

このオフィスがKDDIウェブコミュニケーションズの進化に欠かせない要素になることをねがって。

追伸
隣駅の表参道で降りると、大好きな山頭火があるのが嬉しい。

このエントリーをはてなブックマークに追加