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なぜおじさんは量産されてしまうのか

by Teppei

10代や20代の頃、サラリーマンになりたくないって思ってました。今思うとサラリーマン = かっこ悪いの意だと思うのですが、最近ふと気づいたんですよね。かっこ悪いサラリーマンを自分のなかで総称して"おじさん"と呼んでいることに。
そして、自分の周りにいる同世代に、ポツポツとかっこ悪いおじさんが量産され始めていることに愕然としている今日この頃です。

さて、念のためにおじさんの定義付けをしておきましょう。
おじさんとは、

・会社帰りに同僚や下の子を捕まえて会社の愚痴を垂れ流し、自分の正当化をPRするおじさん

・自分が転職しない理由は、まだやり残したことがあるからと誇らしげに語るおじさん

・身だしなみがどんどん汚くなるおじさん

・なんか、言葉に表せないけどおじさん

挙げれば枚挙にいとまがないですが、この辺りにしておきましょう。おじさんとはつまり、結局のところ中身が廃れてしまって前を向けないでいる中年男性のことです。

そんなおじさん達も、たぶん若手の頃はああはなりたくないって思ってたはずなんですよね。でも何故がなっちゃったわけで。どこにおじさん界への入り口があるのでしょうか。そんな人類の永遠の課題になんとなくここ最近解が見えたような気がするのです。

おじさんは創られたわけではなく元々おじさんだった説

私は元々、おじさんとは、社会に出てやる気に満ち溢れている若者がなんらかの壁に遭遇し、抜き差しならぬ状況で心が折れ、おじさん化していくものだと思っていました。でも、いや、待てよって思い始めたんですよね。確かに優秀な人が環境が整わないことで腐っていくことはよくあります。がしかし、実のところ真相は違うのではないだろうか、と。

そこで頭のなかに閃いてきた新説が、おじさんは後天的に創られたわけではなく先天的に元々おじさんだったという考え方です。

例えば中学校の記憶を振り返ってください。クラスメートが30人だか40人だかいました。その中で男は約半分の20人。この20人って、全員が全員超優秀でしたか?

スポーツが得意な子、消しゴム遊びが異常に強い子、絵がうまい子、眼を開けながら寝ることができる子、エロ本が落ちてる場所を妙に知っている子など、それそれ特徴が違ったはずです。
そして各々がその特徴をそのままフルパワーで発揮できる職に全員がつけていれば別ですが、ほとんどの子達が自分の特技や特徴を活かせぬまま、ある一定の尺度のなかに押し込まれて働いているとしたら、どういう状況になるのでしょうか。それは当然活躍できる人とできない人が生まれてくるわけです。

そしてその一定の尺度のなかで頭一つ抜き出ることができない子が、おじさんになっているのではないかと思うのです。男は無駄なプライドが高い種族ですから、自分が力を発揮できないことに対して環境のせいにし、他人のせいにし、時には時代のせいにして、自分の誇り高きプライドを守るのです。それがおじさんの真理、正体なのではないかと思うのです。

そう考えると、おじさんが量産されるのが腑に落ちます。クラスのなかで足が早い子は少数でした。大半は普通のスピードです。それと同じように、ある一定の尺度に押し込めると当然少数が生き生きと働き、多数が普通、あるいは悪態化していく。これがおじさん量産化ロジックの根源ではなかろうかと思うのです。

新種の発生

しかし、最近は昔ながらのおじさんは息を潜め、新種のおじさんが増殖し始めているように思います。以前はおじさん達は総じて見た目からおじさんだったので判別が楽でした。そう、皆さんの頭のなかに思い浮かぶジャパニーズおじさんです。
でも、最近は服装や見た目は若くてそれなりに格好良いけれど、中身が格好悪くおじさん化している新種のネオおじさんが増殖しているように思います。

いや、おじさんネオのほうがいいかな。おじさんNEOのほうがしっくりくるかも。

おじさんNEOはまだ自分がおじさんになっていることに気づいていないからタチが悪いです。イキが良いおじさんといいますか。できれば早いうちに足を洗ってかっこいい中年に戻ってきて欲しいものです。

ということで、我々おじさんは、今後社会人となる世代や生まれてくる子達に対し、ビジネスマンとして格好良い背中を見せ続けていかなければなりません。それが責務だと思うのです。

居酒屋で愚痴らない。
電車のなかで喧嘩しない。
汚くならない。
くちゃくちゃ音を立てて食べない。
とりあえずビールで!と言わない。

すべてそんな難しいことじゃありません。おじさん、頑張りましょう。



Teppei
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