SOUL TO SQUEEZE

若者の特権と若者の弱点

by Teppei
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今でこそ言われることはほぼ無くなりましたが、20代の頃は何かにつけて、「若いのに◯◯◯だねぇ」とよく言われました。
IT業界は若いことが物理的に有利に働くことも多い数少ない業界の一つだと思いますが、ことIT業界にいても"若い"という形容詞をつけられることが少なくありません。

私は20代の特に半ば頃、若いという形容詞をマイナスで捉えていました。ビジネス上有利に働くことがあまりなかったからです。
どうやったら若輩者というデメリットを埋めつつ、年配者と対等にやりあうか。
そればかりを考えていました。

経験の無さがデメリットであり、メリット

みんな経験があることでしょうし、自分ももしかしたら20代のフレッシュマンに対して思ってることかもしれませんが、"若い"というフィルターを無条件にかけられて、自分を判断された経験があると思います。

特にお役所系なんかは今でもよく感じます。先日、某役所の会議に出席し、二時間「高柳さん」と呼ばれ続けました。ああ、この人、明らかに私を若輩者と見ているなという空気はずっと感じていますが、まさか名前がここまで変わるとは。

申し遅れました、高柳です。

さて、私は若者に圧倒的に足りないのはよくも悪くも経験だと思っています。経験がないから言葉に重みが出ない、経験がないから予測できない、経験がないから信用されない。そして最後に、経験がないから深く考えずに挑戦できる。そうなんです。経験がないのは最大のメリットでもあり、デメリットなのです。

この経験というものだけは残念ながら、時間軸が重要になってきます。特に25~6の頃は、この経験値を埋める方法ばかり考えていた気がします。そして、考え抜いた結論が、日常体験を経験として取り込む、という方法でした。

毎日暮らしている、ということは、毎日消費者(サービスの傍受者)である、ということです。お店に入ったら、そのお店の満足度を肌で感じます。その肌で感じることを分析していき、思考を逆転させ、サービスオーナーの視点を擬似的に想像し、その事象の理由を考えると、お店のサービス方針が見えてきます。

なぜこのお店はこんなに快適なんだろう?
従業員の対応が良いからか?
あるいは空間の居心地が良いからだろうか?
隣の席との距離感はどうなのか?
たまたま顧客が少ないから良いと感じるのか?
でも、この人数でこの値段だと、1日の売り上げ高はおおよそこのぐらいだろう
etc

経営者や事業を自分でなされている方は当然のことのようにやられていることだと思いますが、これを常に自然に行うことで、擬似体験、擬似経験値を積むしか若者の経験不足を補える方法はない、と考えたのです。

その結果、普段の仕事じゃない時間もずっと考え続けることになりました。考え続けると、どんどん眉間にシワが寄るようになりました。そして、周りから見ると不機嫌と見えるようで、誰も私に話しかけてこなくなりました。

とうことで、あまり考えすぎはよくないですよ。

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