SOUL TO SQUEEZE

Jimdo Pagesの受賞者が全員プロだったことについて

by Teppei
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今年も一年に一度のJimdo最大のイベント、Pagesが終わりました。400名近くのお客様がご来場されたとのことで、本当に嬉しく思います。ご協力いただいた関係者の皆様、誠にありがとうございました。

さて、Pagesが終わる度にこの内容のエントリーを書いてますね。確か去年も書きましたね。
Jimdoというサービスは、ありがたいことに日本だけでも120万を超えるサイトが運営されるサービスとなりました。で、リリース以来毎年一回、400~500名規模のイベントを開催し続けています。

一昨年から、Jimdo Best Pagesという賞を作り、デザインやコンテンツの面から優秀なサイトを表彰するという賞を開催しました。そして、この授賞式が終わると必ず、「Jimdoらしくない」という意見が寄せられます。「Jimdoらしくない」とはどういうことなのか。

Jimdo = Webの素人が頑張って作るサービスという固定イメージ

Jimdoは、HTMLやCSSのスキルがなくても、ワードを触る感覚でWebサイトが作れるサービスです、とリリース以来言い続けてきました。結果として、プロのデザイナーに依頼せずに自分の力でWebサイトを作る方が数多くいいます。Jimdo Cafeにいくと、そういったユーザーの方々が大半で、皆さん切磋琢磨しながらWebサイトを作られています。

そして、そういう現場を見ている方々から、頑張ってProに頼らずに作っているJimdoユーザーさんを表彰しないのはJimdoらしくない、という話がいつも決まってイベント後に聞こえてきます。

確かにそういう一面も大事かもしれません。事実、Jimdoはそういう自分で作るお客さんに支えられて成り立っているサービスでもあります。

でも、昨年に続いてもう一度書きます。
Jimdoというのは、一般的なWebサイトという中にあって、特別なコミュニティーのなかで特定の人だけが見る、クローズドのサービスではありません。
例えば、地方都市の旅館のサイトを自分で作ったとします。Jimdoユーザーのなかでは頑張って作っていると評価されたとしても、同じ地域にプロのデザイナーに依頼して造られたサイトがあり、そのサイトに集客を全部持って行かれてしまった場合、有無を言わさずそれはダメなのです。倒産します。

Jimdoという閉じた世界で頑張ってる、なんて話は通用しないわけです。我々のサイトが良いか悪いかは、JimdoだとかJimdoじゃないとか、そんなものは一切関係ない一般の閲覧者が感覚的にジャッジするものです。そのことを絶対忘れてはいけません。

本当にWebサイトを作る人のことを考えるなら、絶対に忘れてはいけないのです。村社会でぬくぬくと独自ルールで育っていくサービスは、いずれ必ず終焉を迎えます。かつてあのサービスやあのサービスが終焉を迎えていったように。
我々が提供しているのはJimdoサイトではなく、Webサイトなのです。

もしJimdoという限られたコミュニティーだけの独自の視点でWebサイトを評価するようなことが起こり始めたら、私はJimdoというサービスを自らの手で終了させます。そんなの本質じゃない。だからこそ、審査員の方々はJimdoとは全く接点のないWeb業界の著名な方々にお願いしているのです。

もう一度書きます。Jimdoで作られたサイトはJimdoサイトではなく、Webサイトなのです。

Jimdoを特殊なコミュニティーにしてはいけない。Jimdoは、広く開かれたWebという業界のなかの一部にしか過ぎないのです。

特にJimdo Japanのメンバーは絶対ブレないように。目指す先は、プロに劣後しないサービスの提供とレベルアップです。受賞者が結果として全員プロだったということがいけないはずがありません。
それによってそのサイトが成功しているのであれば、それこそが我々の求めるゴールなわけですから。そのプロセスにおいて素人が触ったかプロが触ったかなど、閲覧者には全く関係ないことです。

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