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思い出と共存する音楽

by Teppei
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私が生まれ育った故郷の愛知県豊田市に、WAONという名の楽器屋兼ライブハウスがありました。ギターキッズ達は学校が終わると、ソフトケースにギターを入れて足早にWAONへと向かう。スタジオで練習したり、店員さんから新しいバンドやテクニックの情報を仕入れたり。WAONに行くことで、自分が音楽をやっている自己満足に浸ることができる、そんな田舎のディズニーランドみたいな場所です。

たまに休日に顔を出すと、ライブハウスで演奏した先輩達が誇らしげな顔をして一階の楽器屋スペースに降りてきて、僕らのような中学生のギターキッズに話しかけてきたりもしました。当時中学2年生とか3年生ですでにガンズとか洋楽にどっぷり浸かっていた私は日本のバンドに興味がなかったのですが、世の中はLUNA SEAを筆頭にビジュアル系バンドブーム。WAONのライブハウスもビジュアル系の大人達が幅を利かせていました。

そんなパイセンの一人が私にタバコを吸いながら超かっこつけて放ってきた言葉が未だに忘れられなくて、最近ふとした折に思い出したんです。その言葉は、

(CDの)アルバムってなんでアルバムっていうか知ってるか?
思い出も一緒にしまえるからだよ
ど田舎のライブハウスでかっこつけてたビジュアル系のパイセン

おお〜なるほど!とその時はなんか感動したんですよね。
その時パイセンもその一言で終わっておけばよかったんですが、

ビジュアル系パイセン

俺たちこの辺だと結構有名なんだけどさ〜、ギターにサインしてあげよっか?

いえ、いりません

ビジュアル系パイセン

.........そっか。あとで欲しくなってもあげないからね

とまぁこういうやりとりまで覚えてるわけですが、確かにパイセンの言ってたセンチメンタルな見解は一理あって、音楽って思い出と共に残ってるんですよね。不思議なもので、あの曲を聴くとあの頃を思い出すっていう不思議な魔力があったりします。

私は、Ozzy Osbourneの元ギタリストのZakk WyldeのBook of Shadowsというアルバムシリーズがあって、このアルバムを聴くとなぜかカナダの日常的な風景が鮮明に蘇るんですよね。しかもVancouverではなく、B.C州の田舎町を走ってる景色が浮かび上がってくる。なんなんでしょうね。音と人の記憶の関係を誰か科学的に証明してくれないですかね。

最後に友情出演してくれたビジュアル系のつのたん(無許可)、ありがとうございました。

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Teppei
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