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上司に企画の理屈なんて説明しなくていい

by Teppei

サービスを作る時、大きなプロモーションを打つ時、今まで経験のない新たな企画を行うとき、それを行う人たちは実行までのプロセスと結果の予測はどれぐらいクリアに見えてるんでしょう?

見えてるんでしょうか?と書きながら、他人の思考プロセスには全く興味がないんですが、私はほとんど思いついた時点では実行プロセスが見えていないことが多いです。最初の一歩目は見えているけれども、二歩目以降は不鮮明。絵にするとこんな感じ。

iPhoneの手書きアプリで描いたらすごい絵になりました。一番上はゴートじゃなくてゴール、です。紙とペンで描いてもこんなもんですけどね。
さて、何が言いたいかと言うと、ゴールまでのプロセスはモヤモヤしているというか、霧がかってる状態なんですが、ゴールに一筋の光が燦々と輝いているのがはっきり見える、という状態です。

私の場合は、ほぼこの絵のケースが多い。Jimdoをスタートした時も、大型のプロモーションを行なった時も、大抵が頭のなかはこんな感じでスタートしてます。で、私はこれでいいと思ってやってます。

一歩踏み出すといろんな道が出現する

時々、何かを企画するときにモヤモヤのプロセスをクリアにしないとやってはいけないって上司がいますよね。私が一兵卒の時、そんな人を見ると、あ、この人自分で企画して実行したことがないんだなって思ってとてつもなく軽蔑した眼を向けて、上司との関係がギクシャクすることが多々ありました(部下としては最低の自覚あり)。
プロセスが見えていようといまいと、最初の一歩を踏み出すと予想外の進路が必ず出現します。そう、こんな感じで。

赤い線が動いたことによって派生してきた予想外プロセスの道です。解説を入れないと分からない時点で絵として機能していませんね。

私は、良くも悪くもこの偶発的に発生したプロセスに便乗したり、予測を超える展開になる瞬間が何よりも大事だと思っています。企画段階で見える具体的なプロセスなんてものは、現時点で自分が持っているパワーであったり、ネットワーク、または経験値の上にしか成り立たない今まで自分が経験してきた道だからです。新しいことをやると、新しい道筋が必ずプロセス上に生まれます。そしてそれは、やる前には絶対に見えない。だってやったことないことなんですから。

但し、誤解されないように書きますが、だからと言って何でもかんでもやってみないと分からないという話ではありません。絵(図?)に書いたように、ゴールに一筋の光が見えているか見えていないか、そこが非常に大事な分かれ目になります。これが見えてないものは、芯がないので途中で迷走するケースが多い。ゴールが見えているからこそ、方角を迷うことなく突き進むことができるのです。じゃあこの光は何なんだ?って話ですが、それが明確に説明できないんですよね。でも、光なんです。見えるものははっきりと見える。

では、ここで視点を逆にして書きますが、自分は上司として新しい企画を提示された時に、なぜ「これをどうやって実現するの?」と聞くのでしょうか。

眼の奥底に見えてるかどうかが見える

新しい企画を出してるけど、上司がやらせてくれないとヤサグレてる人がいます。どこの会社にもこういう方はいると思いますが、実は本人は通らない理由が分かっているし、心のどこかで通らなくて良かったって思ってるんじゃないかなって思うんですよね。武士は食わねど高楊枝、に似た状態と言いますか。スタンドプレーみたいなものをよく見ます。

企画を出された時、実現のプロセスを聞くのは質問としてそもそも聞く側として適切ではない行為だと思うのですが、それでも敢えて聞く理由として、その質問をした時にゴールが見えてるかどうかが大抵わかるからです。畳み掛けるように理論的に質問していくと、一瞬で瓦解したりします。瓦解することが悪いわけではなく、その時にブレるかブレないか。そこが大事なんです。社内のツッコミなんて、リリース後のお客さんの反応や批判に比べたら数万倍楽なものですからね。

で、話してる人の眼を見ると、その人が本当に見えているかどうかが見えます。プロセスの話ではなく、ゴールが見えているかどうか。別の言い方をすると、腹を括ってるかどうか。
ここが定まってないと、プロセスの途中で迷走したり、逃げ道を探したり、あるいは誰かや環境のせいにして立ち止まったり。目的を見失うケースが多い。
一番わかりやすいのが眼が泳ぐタイプ(私は心の中でスイミングアイと名付けてます)ですが、結局のところは未来のことなんで誰も分からないわけですから、とりあえず前に進める突破力と自信、腹が括っているかどうかなんだと思います。

よって表題に戻りますが、ゴールまでのプロセスが見えてるぐらいの小さい通常企画はプロセスの説明が大事だったりしますが、それが見えないようなものはそもそも必要がありません。大事なのはそこではない。

ということで、2017年一発目の井の頭線乗車中の一筆書きでした。

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