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これぞマーケティングって実例

by Teppei
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現在、幼稚園や小学校低学年の男の子がいる家庭は席巻されているであろう戦隊シリーズキュウレンジャー。30代のおじさん達はキュウレンジャーと聞くと、なんだゴレンジャーじゃないの?って反応が返ってきそうですが、ゴレンジャーの9人バージョンみたいなものです。

さてこのキュウレンジャー、というかキュウレンジャーに限らず戦隊ものの周辺おもちゃを継続的に買わせる仕組みは実に用意周到に練られていて、驚くほど洗練されているのですが、今回このキュウレンジャーはあっぱれって感じの商売上手な仕組みで感動しました。

まず、キュウレンジャーは9人います。で、今も昔も、こんな感じの人形がスーパーで売ってるわけです。この人形だけでも子供は永遠と遊び続けられます。

ここまではどの戦隊ものでも同じ展開なのですが、今回は変身する時に使う、下の写真のキュータマというわけのわからないタマが売られています。価格は一つ200円か300円か。これがキーポイントなんです。

どこでも買えるキュータマ

このキュータマっていうものを使ってキューレンジャーは変身するんですが、まず、恐ろしいのがこのキュータマってのはスーパーやらガチャガチャやら、子供の行きそうな場所ならどこでも売ってるんです。しかも子供の身長に合わせた棚の高さで。

雑誌の付録にもなっていて、その付録なんかは普通では買えない限定キュータマだったりします。その数いくつあるのか知らないですが、たぶん数十種類はあるでしょうか。

さて、本題はここからです。
こんなのが何個あっても、さすがに子供は飽きてしまう。最初は喜ぶけれど、このキュータマだけでは変身できない!と言って、これを買ってくれ!とせがんできます。それがこれ。セイザブラスターというおもちゃ。

このセイザブラスターにキュータマを装着すると、そのキュータマの種類に合わせて鳴る音や色が全部変わるんです。これが装着前の写真。

装着するとこうなる。

そして装着したら腕にはめて、このキュータマを横や前後に倒すと、キュータマの色に光って、そのキュータマに合わせた変身の音(テレビで流れる音声)がでます。そしてこれが銃の代わりになり、変身から戦いまでテレビのようにできるんです。

なんと、こんな精巧なおもちゃが定価でも4000円ちょっと。Amazonだと3000円代なんです。

いやーさすがに今回はこの商売上手な仕組みに感激しました。

まず餌となるキュータマをありとあらゆる場所で手が届くようにする。でもそれだけでは少し物足りない。ちゃんとしたキュータマをドッキングさせる機械はおもちゃ屋さんで買う。テレビと同じぐらいのクオリティでたったの3000円ちょっと。これならお父さんも辛くない。そしてちゃんと今まで買った何の役にも立たなかったタマが、とても重要な物に生まれ変わる。

でキュータマを変えると色と音も変わるので、また300円ぐらいでこのタマを今後も買い集めて行く。

すごい。この仕組みすごい。
いやはや、勉強になりました。さすがおもちや業界はよく考えられてますね。事前に最後まで見通して設計してないと、こんな連動した仕組みは作れないはず。こういうのが本当のマーケティングだよなって思いました。

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Teppei
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